2024/01/07 01:59

 IRONの加工と塗装について 

鉄は、ただの素材ではない。 切断し、組み、溶接し、削る。 

その一つひとつの工程が、最終的な表情を形づくっていきます。


 鋼材を寸法通りにカットし、角度を出して仮組みをする。

 本溶接では、熱によるわずかな歪みも見極めながら組み上げます。

 ズレが出れば削り、押さえ、整える。 

その積み重ねで、線はまっすぐに立ち、エッジは輪郭を持つ。


 溶接痕はすべてを消すわけでありません。 

 必要な強度は残し、見せたいラインは丁寧に整える。 

丸めすぎず、鋭すぎず。 鉄らしさが残るところで止める。溶接工程 — 機械ではなく“人の判断”で仕上げています


塗装も同じ。


 黒く塗りつぶすのではなく、下地を整えたうえで、あえて軽く錆を入れる。

 そのひと手間によって、平面的だった鉄に奥行きが生まれます。

 均一に仕上げることもできる。 

 こうした工程は、効率だけを考えれば省くこともできる。

 だが、そのひと手間があるかどうかで、仕上がりの印象は大きく変わる。

 量産では難しい細かな調整を重ねることで、 

一点ごとにわずかな個性が生まれていく。

 

けれど、時間とともに深まっていく表情を選んでいる。

 時間を刻んだ表情 — 錆は偶然ではなく意図です


使い込むほどに、わずかな擦れや色の変化が現れる

 それは劣化ではなく、時間が刻んだ痕跡。

 完成とは、作り終えることではない。

 使われてからも続いていく。 


 それが、KAIHOO IRON WORKSが大切にしている

 THE IRON PROCESS。


その工程は、現在製作している家具にも息づいています。
詳しくはTOPページをご覧ください。https://store.kaihoo-iron-works.com/